Update:2020.11.13 コメント欄でhiroさんからXboxシリーズX側の「YCC4:2:2を許可」にチェックを入れて「36ビット/ピクセル(12bit)」の場合、どうなるのかテストして欲しいとリクエストがあったので、追加掲載しました。
ようやくXbox Series Xを LG NANO91に接続したので、色々と試してみました。
まず、XboxSeriesXの側で「4K 120Hz出力」、NANO91側で「FreeSync Premium」設定はONにしてホーム画面を表示した状態です。(ゲームプレイ時でもステータス結果は同じです。)
そして、NANO91のリモコンで緑ボタンを連打するとFreeSyncの動作状況が詳細に表示される(この方法は、マニュアルに記載されていない操作なので、自己責任で行ってください)機能を使い、
Xbox Series Xの「設定」→テレビとディスプレイのオプション→ビデオ再現度とオーバースキャン→映像の再現性→色深度
の項目で表示してみる事にしました。その前にまずNANO91は4K液晶TVとしては珍しいFreeSync Premiumに対応しています。
早速、ホーム画面の状態で見ると、「FreeSyncアクティブ」と表示され、Xbox Series XのFreeSync動作は確認しました。
そして、まずは色深度「24ビット/ピクセル(8bit)」で表示してみました。結果は、
「RGB 8b 4L8」と表示されました。「4L8」という事から4×8=32で、これは32Gbpsという事になりそうです。
そして次は、32ビット/ピクセル(10bit)に切り替えてみました。結果は
「RGB 10b 4L10」と表示されました。この事から40Gbpsということになります。
次に、「36ビット/ピクセル(12bit)」に切り替えて表示してみました。その結果
「YCBCR420 12b 4L6」と表示されました。この事から24Gbpsという事になります。
Update:2020.11.13
更にXboxシリーズXの
「テレビとディスプレイのオプション」→「ビデオモード」
にある「YCC 4:2:2 を許可」にチェックを入れて
そして「36ビット/ピクセル(12bit)」を選択すると、結果は
「YCBCR420 12b 4L6」となりました。hiroさんのご報告ではLGのOLED CXではこの組み合わせでは表示出来ないようです。
この結果からも、LGのNANO91には、Xbox Series X側の設定では、「32ビット/ピクセル(10bit)」帯域40Gbpsが最適という事になりそうです。
LGのNANO91で、Xbox Series Xの4K 120Hz入力確認、FreeSyncの動作を確認(VRR動作を確認した事になります。)ALLM(自動低遅延モード)の動作確認もしました。
RTX3090を搭載したPCで、4K 120Hz 12bit 48Gbps入力も確認、FreeSync動作、Gsync動作(ウィンドウモードでチラつきの問題あり)も確認済みとなりました。
PlayStation5でもNANO91で色々とテストしたかったのですが、私は3回の抽選にもハズレれてしまい、結局入手出来ずにローンチを迎えてしまったので、今回はPS5でのテストは出来ませんでした。
PS5やXbox Series X、Xbox Series Sなどの次世代ゲーム機の能力を完全に引き出す4K液晶TVをお探しで悩んでいるのなら、LGのNANO91はこのテスト結果の通り、全ての次世代機能に対応しているので、オススメです。
OLED(有機EL)なら同じLGのCXシリーズが良いでしょう。海外のテック解析でも有名なデジタルファウンドリでもLGのCX、そしてNANO91も次世代ゲーム機用4K TVとしてオススメしています。
ただし、CXシリーズはHDMI 2.1のフル帯域48Gbps入力には対応していませんが、40Gbps入力にはHDMI入力端子1〜4全てが対応しています。次世代ゲーム機用として40Gbpsでも全く問題はありません。
一方、4K液晶TVのNANO91は、48Gbpsのフル帯域入力に対応していますが、HDMI入力端子3と4のみ4K 120Hzフル帯域入力に対応しています。HDMI入力1と2はHDMI 2.0となります。
残念ながら、現時点でレグザやブラビアなどは4K 120Hz入力、FreeSyncなどに対応したTVはないので、LGのTVはちょっとね、、という方は、来年以降(春以降との噂)に出るのを待つしかなさそうです。
私もTVは、ずっとレグザとブラビアを多数使い続けて来ていて、現在もメインはリビングでブラビア85x9500Gを使っていますが、LGの4K TVは使った事がなく、4K 120Hz入力の目的のみで仕方なく購入したのですが、レグザやブラビアに劣らない画質と、ご覧の通りの多機能、そして更にTVにしては音も意外と良く、侮れない完成度です。
UIに関しては人それぞれ好き嫌いがあるので、なんとも言えませんが、私は使い難いとはあまり感じていません。慣れの問題だと思っています。最近はアップルTVにも対応し、アップルTVで購入した映画も4K HDR、Dolby Vision、 Dolby Atmosでも観ることが出来るようになりました。
ただし、TVとしての機能性、特に番組表のレスポンスは本当に酷く起動も遅いので、レグザやブラビアの瞬時に番組表が起動するレスポンスに慣れていると、非常にストレスになると思います。
しかし、4K 120Hz、FreeSyncなどゲーム機能に関してはこの通り、レグザやブラビアより一歩先を行っており、群を抜いて多機能で唯一無二の存在なので、ゲーム関連機能に関しては、本当にオススメ出来る4K HDR TVだと思います。何かご不明な点がありましたら、コメント欄でお気軽に聞いてください。私の分かる範囲でならお答えします。🔚
bit違いでの検証、興味深い結果ですね。検証作業ありがとうございました。
ちなみに4:2:2を許可するをチェックすると、36ビット/ピクセル(12bit)にした場合はどうなるんでしょうか。LGCXだと12bitにはできないようで、画面が暗転して10bitになって戻るんですが。
今日は。早速、ご要望の結果を記事に追加しました。
https://hidebusa1.com/2020/11/13/lg-nano-cell-4k%e6%b6%b2%e6%99%b6tv-nano91%e3%81%a8xbox-series-x%e3%82%92%e6%8e%a5%e7%b6%9a%e3%80%814k-120hz%e5%85%a5%e5%8a%9b%e3%80%81freesync%e3%81%aa%e3%81%a9%e5%90%84%e5%8b%95%e4%bd%9c%e7%8a%b6/
興味深い結果が出てますね。。
「YCC 4:2:2を許可」にチェックを入れて
「YCBCR420 12b 4L6」となって表示出来ました。
PCの12bit表示の時と同じパターンですね。これ、24Gbpsという事かな?!
気になるのは「YCBCR420」でしょうか、、
なぜかCXだと4K60Hzにすると10bitと12bitではYCBCR420表示になりました。
8bitではRGB表示なのですが。
2点のご報告ありがとうございます。
自分は60Hz試してないですね、、やった方が良いかな。。
4:2:2オンでの検証ありがとございました。結果としては変わらず、ということですよね。CXではPS5の時の表示を見るに12bitは受け付けないわけではないと思うんですが。
格闘ゲームや対人FPSゲーム等、入力遅延が命取りになるようなゲームプレイ時の遅延を感じたりしますか?
自分もゲームはレグザ派(現在65m540x 使用中)なのですごく気になる部分です
個人的に対戦格闘はたまにVF2とかモータルコンバットを
NANO91でプレイしても遅延は感じませんね。
とはいえど、達人クラスの方になるとどうなるか分かりませんが
あからさまに感じるような遅延は、FPSにしろ感じないというのが正直な感想ですね。
PCやXboxSeriesXで120Hz出力すれば尚更に感じません。
あくまで個人的な感想ではありますが、一般的には問題ないかなという印象です。
お役に立てたか分かりませんが、、w
はじめまして。私はREGZA Z8シリーズでxboxseriesXを使っています。そろそろ4kTVにしようかと考えているのですが、TVゲームではhdmi2.1の恩恵ってどのぐらい大きなものなんでしょうか?去年発売された機種との価格差よりもhdmi2.1対応の差の方が重要でしょうか?
HDMI2.1の恩恵は、やはり4K 120Hz入力やVRR(Variable Refresh Rate)が大きいでしょうね。
特に120Hzより、VRRの存在の方が大きく効果も目に見えて違うので、ないよりあった方が断然フレームレートも
安定しますし、ティアリングもほとんどなくなりますので、これから買い替えるならHDMI2.1端子搭載
モデルにしておいた方が、将来的にも良いと思います。
DFもVRR機能はオススメとしています。