【デジタルファウンドリ】XboxSeriesXの後方互換テストレポート—最も要求の厳しいゲームでパフォーマンスを倍増させる—MAX POWER

デジタルファウンドリーがXbox Series Xの下位互換性のテストレポート記事を掲載しています。どうやら非常に印象的な結果になっているようです。テストレポートの中から印象的な部分を抜粋して日本語訳したいと思います。

デジタルファウンドリーがテスト前に強調していたのは、Xbox Series X は、古いゲームをフルクロック、すべてのコンピュートユニット(GPUのCU)、12テラフロップのコンピュートでフルパワーで実行こそはしますが、”互換性モード”で実行されるため、新しいRDNA 2 アーキテクチャによる大幅なパフォーマンスの向上は得られれないとしています。これを踏まえての以下のレポートです。

デジタルファウンドリーのテストシステムは先週届いたようで、マイクロソフトによると、このテスト機はまだ最終的な製品版仕様のハードウェアではないと説明しています。 背面にはプロトタイプと記載されているようです。しかし、見た目はもう完全に発売前の実際の小売製品に近い仕上がりだそうで、革新的なデザイン、驚くべき超静音性、驚くべき内部構造とマイクロソフトのエンジニアリングチームは本当に素晴らしい仕事をしたと珍しく手放しで称賛しています。

Xbox OneとOne Xでパフォーマンス目標を達成しているタイトルは、シリーズXでも継続しているようで、DOOMエターナルは既に十分美しくプレイ出来ますが、シリーズXのGPUはその動的解像度(負荷によって解像度を落とす)の解像度変化がほぼ常に最大になるようです。

モダン・ウォーフェア2019では Xbox One Xで見られたパフォーマンスの問題はなくなり、シリーズXが持つ12テラフロップスパワーの余裕で動的解像度が最大になるようです。

Rise of the Tomb Raiderの60fpsパフォーマンスモードは、Xbox One Xではかなり厳しいものでしたが、シリーズXは60fpsにピタリと張り付くほどにロックされ、安定したパフォーマンスを発揮するようです。Final Fantasy 15ではビデオカットシーンは別にして、60fpsでロックされ安定動作しているようです。

そして、デジタルファンドリーでも負荷が高い事で、ベンチマーク的なポジションでよく取り上げていた、Hitmanのパリのステージでは、膨大な数のNPCの存在にもかかわらず、ほとんどのシーンで60fpsでロックされているようです。しかし、ステージの最初の段階では、シリーズXでも若干パフォーマンスが落ちるようです。

シリーズXのスケーリングは、コンテンツに応じて動的に調整されますが、75%から100%以上のパフォーマンスの向上が期待できるようです。ソニーのマーク・サーニー氏に促され、開発者の多くがコンピュートユニット(CU)を使ってワークロードをスケーリングするのに苦労するのではないかという議論があったようですが、デジタルファンドリーのテストの多くでは、これがまさに提供されているものであることがはっきりと分かったとしています。

そして、素晴らしいパフォーマンスを発揮したのが、「Dead of Alive 6」で、4Kグラフィックスモードは、Xbox One Xでは酷くパフォーマンスが悪く、ほとんどが30代半ばで動作していました。One X と Series X を比較するためにマッチしたリプレイを使用してみると、テスト3つのすべてで、シリーズXはフルフレームレートの60fpsを達成したようです。

しかし、デジタルファウンドリーは、シリーズXがすべてのゲームを60fpsにする救世主として期待すべきではないとしています。マイクロソフトの互換性チームは技術的な奇跡をもたらした実績がありますが、デフォルトでゲームが30fpsのパフォーマンスキャップを持っている場合は、30fpsが最大になるようです。

フレームレートのロックを解除するゲームは、期待ハズレの効果をもたらすことがあるようです。モンスターハンターワールドは、一貫性のないパフォーマンスによって失望させられるゲームの古典的な例としています。

シリーズXからの改善は革新的で、ほとんどが最高の解像度で2倍の性能を発揮するようで、これを経験してしまうと、もう後戻りは難しいとしています。しかし、特定のエフェクトでは、シリーズ X のフレームレートが低下することがあるようです。シリーズXではGPUの計算能力が驚異的に向上しましたが、メモリ帯域幅はGPUと同様の比率で向上はしていません。

ここで再び、これは「互換性モード」で実行しているGPUです。これは、前世代のXboxの動作をエミュレートしています。冒頭でデジタルファンドリーが指摘した通り、「互換モード」ではRDNA 2アーキテクチャの改善によるパフォーマンスの改善は見れません。当然、これらのゲームは 新しいRDNA 2 や Series X 用にコーディングされていないため、可変レート シェーディングやメッシュ シェーダーのような実際の次世代機能にアクセスすることができないのです。

隻狼では、シリーズXの12TFのGPUパワーにより、完全な60fpsに達してはいないものの、50〜60fpsを達成しており、これが可変リフレッシュレート(VRR)ディスプレイの恩恵を受けるゲームである可能性があるとの事。

シリーズXの下位互換性をテストしたときによく出てきた言葉が「変革」だそうです。残念ながら現在テスト可能なタイトルの中から選択された範囲で利用できるものはそう多くはないようですが、『グランド・セフト・オート4』が興味深かったようです。オリジナルハードウェアでのパフォーマンスの問題は伝説的なもので、One Xはグラフィックスが重いシーンでは60fpsまで出力を上げることができましたが、CPUのテストするとパフォーマンスが崩れてしまっていました。

しかし、デジタルファウンドリーがテストしたシーン全てで60fpsにロックされているだけでなく、「オートHDR」も機能しているシリーズXでは、すべてが変わって見えたようです。

既存のSDR コンテンツをHDR 空間にマッピングするAI アルゴリズムである「Auto HDR」機能です。これは、ほとんどのHDRではないゲームで動作します。このオートHDRが機能がゲームでどのように動作するのか、興味をそそられます。

「グランド・セフト・オート4」ではオートHDR効果が機能しているようですが、いくつかのバグもあるようです。真っ白なジャケットを着たキャラクターの白がピークアウトして見えなくなってしまっていたり、白い道路標識が白飛びで少し不自然な光を放っているように見えたりしていたようです。マイクロソフトは「オートHDR」効果が十分に機能していないと感じるタイトルでは「オートHDR」機能を無効にしているようです。

SSDについては、ファイナルファンタジー15でセーブしたゲームにアクセスする際のロード時間が1分くらいだったのが、12~14秒で完了するようになつたようです。

特にクイック・レジューム機能は本当に素晴らしい技術だと絶賛しています。効果的にエミュレータのセーブ状態がストレージシステム・メモリにダンプする方法で動作し、ロードすると、中断したゲームの場所に戻って即、再開することが出来ます。

ただし気になった事も指摘されています。クイックレジュームでは、一時停止ボタンを押したかのようにシステム自体が動作するだけで、そのままゲームに戻ることができますが、デジタルファンドリーが3月にマイクロソフト本社で披露されたクイックレジュームのデモで「6.5秒程度だったロード時間」が、テスト機では「12~20秒程度」と倍以上にロード時間が増えてしまっているようです。製品版では直っていると良いのですが、、

結果的に、XboxシリーズXの下位互換性でのパフォーマンスUPも含め、デジタルファンドリーはその結果に大いに感銘を受けたとしています。Xbox One Xと比較してシステムパフォーマンスが大幅に向上したのは明らかに驚異的で、マイクロソフトのXboxライブラリへの取り組みや、今回のテストの結果を出すために同社が多くのリソースを投入していることも素晴らしいとしています。

今のところ、シリーズXの後方互換はGPUパワーを約2倍にして、メモリの帯域幅によって制限されていると感じ、CPU関連のテストではCPUリソースの底なし沼のように限界を全く感じないほどだったようです。

Microsoftが4倍の解像度マルチプライヤーと2倍のフレームレートアップグレードについて話しているという事実は、Microsoftがここに何か特別なものがあることを知っているということを物語っていて、これらの機能が可能な限り広く展開されるのを見たいし、その先にあるのはシステムレベルの機能としてフレームレートのアンロックだろうとしています。

後は、XboxシリーズSの下位互換性がどのようになるのかが興味深いようで、既存のゲームでまだZEN2 CPUの限界を見つけられないのであれば、Series Sでもその可能性が高く、GPUの観点から見ればシリーズSのGPUはOne Xの6TFに対して4テラフロップスで動作はしていますが、実際には古いゲームではより多くのパワーを発揮することができるだろうとしています。

全般に、Xbox Series X の下位互換性が目を見張るような結果をもたらしている事からも、デジタルファンドリーが最も興味をそそられるのは、マイクロソフトが今日見た技術の成果を超えて、その力を今後どのように展開しようとしているかということだとしています。


正直、まだ細かい不具合、パフォーマンス低下はあるようですが、まだ発売まで1ヶ月強もあり、互換性などのソフトウェアやシステム関連の修正、アップデートが日々更新されていると思われるので、製品版が発売される11月10日までには更なるブラッシュアップがされているだろうと期待し、発売日を待ちたいと思います。🔚

via Eurogamer, DigitalFoundry

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