Layers of FearやObserverなどで知られるBloober Teamの開発者が、Gamescomで「ただ怖がらせるだけ」のゲームではない、極上のサイコロジカル・ホラーゲームの新作「The Medium」を作るプロセスや、主人公マリアンの脳内で作り出される「スピリットワールド」と実際の「現実世界」の複雑なデュアルワールドの仕組みについて語っています。
The Mediumは、ゲーム史上初の1画面上に同時に現実世界とスピリットワールドの2つの世界が描写され、2つの世界を行き来しパズル要素を解いたり、1画面上で2つの世界を入れ替えて行き先を解明していくなど、多様な攻略性もあります。プレイヤーが2つの世界を自由に行き来出来るわけではなく、必要がある場合に2画面の映像に切り替わるようです。
プレイヤーは主人公であるマリアンの脳内で作り出されるスピリットワールドと現実世界を探索します。2つの世界は同じ場所でも空間は全く違っており、プレイヤーは2つの世界の違いを確認しつつ、注意深く進めていかないといけない上に、以前公開された映像では追いかけられ逃げ場も探さなくてはならず、相当に緊迫感溢れたサイコロジカルホラーゲームになりそうです。
この前代未聞の複雑な構造のゲームワールドの開発はゲームデザインから音楽、サウンドなど全てが世界によって変わり違うので作業も大変なようです。
The Mediumの音楽は、サイレントヒルで有名な山岡晃氏が出がけており、その点でも大いに注目を集めています。
The Mediumは PC、XboxSeries Xで発売予定です。現行機であるXbox Oneではこの2つの世界を同時に行き来する能力が実現不可能とのことで、コンソールではXbox Series Xのみとなっています。
Xbox Series Xにはこの他にSCORNが発表されています。SCORNもXbox Oneでは厳しいということで、コンソールではXboxSeriesXのみとなっています。
そしてPS5向けとして発表されていた、Martha is Dead(最近突如としてPCとXbox SeriesXに変更されて発表)も追加され、注目のホラーゲームが3作がXbox SeriesXに集結した事になり、次世代コンソールではXbox Series Xがホラーゲームの豊庫になりそうです。
動画の最後ではトロイベーカー氏がスピリットワールドの得体の知れないボイスアクトを演じている様子が公開され、作品に参加しているようです。🔚
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