ちょっと興味深い記事があったので、ご紹介します。
海外のテック関連メディアwccftechがPS5の10.28TFLOPSという主張に対して、誤解を招くと異を唱えています。これは他のテック関連メディアVergeのシニアエディターなどもSNSで同様の意見を述べています。
これから取り上げる内容は、あくまで海外メディアが疑問視して指摘している事を、私が要約して取り上げただけで、私自身の考えではない事を一応、お断りしておきます。
先日、ソニーが日本時間の深夜にゲーム開発者会議2020(GDC2020)で行う予定だったPS5の技術詳細のセッションを録画したものを配信したものでした。
そこでPS5リードシステムアーキテクトのマークサニー氏が解説をした中のGPUスペックの一部に違和感を覚えたようです。マーク氏はRDNA2 36CUで2.23GHz(可変) 10.28TFLOPSと解説しました。CPUに関してもZEN2 3.5GHZとしましたが、SMT時(インテルのハイパースレッドみたいなもの)のクロックは未公表としました。
一方、マイクロソフトはGPUは52CUでクロックは安定した1.825GHzで駆動し12.155TFLOPSとし、CPUはZEN2 3.8GHzでSMT時は3.5GHzでTSMCの「7nm Enhanced」または「N7Pプロセス」で製造されている事まで明確に公開した上で、デジタルファウンドリーのようなテック系テスターにもハードの中身からアーキテクチャ詳細、仕様書やテックデモまで公開するなど、マイクロソフトの説明は非常に明確で簡潔なのに対し、ソニーのCPUとGPU周りの発表内容は不十分で意図的に曖昧だとしています。
Wccftechが疑問視しているのは、「可変クロックレート」という言葉で曖昧にし、PS5が10.3 TFLOPであるかのように印象付けているので、これは誤解を招くのではないかとしています。
PS5のGPUは可変クロックと呼ばれるものがあります。つまり、コンソールは常に2.23 GHzでGPUを実行するわけではないのに対し、マイクロソフトのクロックは静的な数値(要はロック)であるため、PS5のクロックレートが可変であるという理由だけで、10.28 TFLOPと主張する数値はXbox Series Xとは比較出来ないとしてます。これは先に述べたテック系メディアVergeのシニアエディターのトム氏も同じ指摘をしていました。ま、これは筋が通った話ではありますね。正論だと思います。
これは、PS5が「ピークブーストTFLOPS」に対し、XboxSeriesXは「持続TFLOPS」の違いがあるためです。業界でTFLOPSという用語を使用する場合、通常は持続的なTFLOPSの数値を使うようですので、そこに違和感を感じたようです。
PS5が非常に限られた数のシナリオ以外で2.23 GHzクロックを維持できる可能性は非常に低いとしています。その根拠はまずいくつかのプロセス・アーキテクチャを分析する必要があります。TSMCは現在、7nm向けに3つのプロセスを提供しています。この内の1つだけがソニーの主張する2.23 GHzを確実に維持できるようです。
これらは、順に挙げると、TSMC 7nmプロセス(N7)、TSMC 7nm Enhancedプロセス(N7P)、TSMC 7nm +プロセス(N7 +)です。N7およびN7 +プロセスはDUVに基づいていますが、N7 +ノードはEUVで製造されており、DUVベースよりもはるかに高いクロック速度を維持できます。ゲーム機が優れたEUVベースのN7 +プロセス上にある場合、CPU側も明らかにN7 +で製造されるので、PS5のCPUクロックが実際にXbox Series X(非EUV N7Pプロセスで製造)よりも低いという事実は、PS5がN7Pまたは元のN7のいずれかにあるという可能性が高いとの事。
もしPS5のSOCがN7+などで製造されていたのならば、ソニーはもっと積極的にアピールしたのではないかとしています。
マイクロソフトのXbox Series Xと同じ条件ならば、PS5本来の数値は2GHzのGPUクロックで、9.2TFLOPSくらいなのではないかとしています。もちろん、9.2TFLOPSというスペックは非常に素晴らしいスペックですが、Xbox Series Xには及びません。Xbox Series Xが、36CUのPS5より44%も多い52CUという事実は、いくらクロックが高くても単純に克服できるものではないとの事。
マイクロソフトが実際にPS5と同じ可変比率クロックで主張すれば、Xbox Series Xは、14.6 TFLOPsになる可能性があるとしています。
とは言え、ゲームの最適化は難しく、電力変動のない静的なクロックを持つことは、動的なアプローチよりも常に作業しやすいとの事です。
wcfftechは記事の最後で「最後に私たちは楽しいグラフを表示したかった。私たちが見たいのはグラフィックパフォーマンスだけではありません。価格も重要です。次世代ゲーム機が1ドルあたりのパフォーマンスで計算すると驚異的なコストパフォーマンスです。」と結んでいます。しかし、2080tiの16TFLOPSはカスタムとは明記してありますけど、盛りすぎですねw実際は13TFLOPSくらいのはずです。私のPC は簡易水冷の2080tiを使っていますが、99%使用時で2000MHz超えても53度くらいまでしか上がらないので、16TFLOPSくらい出てるのかな?wよく分かりませんが、TFLOPSが簡単にディスプレイに表示され直ぐに分かるようなソフトがあると面白そうですね。
このwcfftechだけでなく、Vergeなど他のテック専門エディターからも指摘されているので、強ち間違っているわけではないんでしょうね。自分からすれば、9でも10でも構わないので、とにかく良い物を出してくださいとしか言えませんけどね。。
結構面白い記事だったので、取り上げさせて頂きました。🔚
お久しぶりです。
フレンドさんからhidebusaさんがブログやってるよ、とのことで拝見させていただきました。これからも寄らせてもらいますね。
まあ、あのメーカーは「マズい部分は隠す」というのが常套手段です。これは昔からの会社の体質ですので、もう抜けることはありませんね。
それでなければ有名な「なんとかタイマー」などと揶揄されることもなかったでしょうし。
気になるのはシリーズXの値段だけになってます。
冬に発売だそうですが、この詳細も予算のやり繰りがあるので発売日も含めて早めに明確にして欲しいですよね。
いずれにしましても、ソニー離れ&MSや任天堂に移行は進んでいます。
これで日本でもゲームパスが始まれば、情勢は変わるでしょうね。
そうなることを祈って、これからも箱ユーザーの一人としてXboxを応援していきます!
あ、それとニンテンドースイッチ買ってしまいました(^^;
もっぱら「どうぶつの森」専用機です。
Takabonさん、こんにちは!こちらこそご無沙汰しております。
なんとフレンドさんから聞いたとかwありがたいことです。
そのフレンドさんにもよろしくお伝えくださいませw
早速お越し頂き、ありがとうございます!
ま、どの会社もそういう部分はあるとは思いますが
今回のマークさんの発言といい、関係のあるスタジオのフォロー発言は
素人の自分からしてもちょっとそれは無理があるんじゃないの?となりましたねw
あくまで推測ですが、今回のXboxSeriesXのスペックはソニーの想定外だったのかも
しれませんね。。実際、nVIDIAもXのスペックには驚いたらしいですw
価格はどうなるんでしょうね。。
でもコストに直結するダイサイズが360mm2とXboxOneXとほぼ同じサイズになったので、意外と498ドルとかXboxOneXと同じくらいの価格の可能性もあると思っています。しかし、家庭用ゲーム機が12TFLOPSの時代ですよ?
凄い時代になったなとつくづく感じますw
ほんと、ゲームするには良い時代だなとw
おっしゃるとおり、日本で早くゲームパスが始まって欲しいですよね。
日本でシェアを伸ばすキーポイントだと思っています。
私もなんだかんだでXBOXが大好きなので、日本でももう少しなんとかしてほしいですね。。
せめて日本だけ未発売とかは少なくして欲しいところです。
でも、何気にPS5の爆速SSDでコンソールゲームがどう変わるのかは非常に興味深いです。
5.5GB/sなんて想像もしていなかったので、これは本当に驚きました。
でも、市販品で拡張出来ると言われていたM2 SSDの条件がかなり厳しくなるらしく、
選択肢が狭くなりそうで、それでは意味がないので大丈夫かな?とは思いましたねw
スイッチ、私もスイッチマリオオデッセイ同梱版買ってありますが、
今は川島教授の脳トレ機と化してますw
おっさんには脳を鍛えられえるありがたいソフトですw
今後お気軽にお越しください。フレンドの皆さんにもお気軽に書き込んでくださいとお伝えください!