真田広之さん主演の『将軍』受賞ツアーは、いまだに世界で継続中らしいようです。
ハリウッドレポーターの報道によると、現在真田さんは、ポーランドのトルンに滞在。ディズニーとFXの大ヒットサムライ・シリーズでエミー賞を受賞した真田広之さんは、今週初めに、「Camerimage Film Festival」という映画祭での最優秀テレビシリーズ・パフォーマンス賞を受賞したそうです。
「Camerimage Film Festival」というポーランドの専門映画祭は、撮影技術に焦点を当てた映画祭として知られているそうです。今年この映画祭に出席している方には、オスカー受賞監督で「トゥモローワールド」「グラヴィティ」で知られるアルフォンソ・キュアロン監督、伝説的な撮影監督エド・ラックマン(同映画祭で生涯功労賞受賞)、同映画祭のコンペティション部門の審査委員長は「エリザベス」「ロード・オブ・ザ・リング」のオスカー女優ケイト・ブランシェットさんなど錚々たる面々。
真田さんは、ポーランドの映画祭で受賞したことに「私たちのパフォーマンスが国境を越えてポーランドまで届いたことは、私にとって信じられないことです。」と述べ「将軍」が世界中で成功していることを喜んでいるようです。
そして、「将軍」がエミー賞作品賞、エピソード監督賞、主演の男優、女優賞と主要部門で総なめにした今、今後のことを聞かれ、真田さんは
「ただ前進し続けることです。俳優として、自分の直感に従い続けます。日本で40年、ハリウッドで20年俳優をやってきて、その経験のすべてを『将軍』に注ぎ込みました。しかし、プロデューサーとしては、この作品が私の最初のプロジェクトであり、私にとって新しいキャリアは始まったばかりです。私の次の使命は、良い企画を見つけ続け、日本のストーリーやタレント、クルーをもっと世界に紹介することです。私たちは『将軍』で架け橋を築いた。これからは、その架け橋をより強く、より広くしていくことです。」
と述べています。日本独自のストーリーやスタッフを世界に紹介するというのは素晴らしいですね。正にアメリカハリウッドと日本映画界のパイプラインとなる大使みたいです。「将軍」でエミー賞を獲得したことで、事実上ハリウッドトップ俳優となった真田さんの影響力は大きな物になったので、日本人の人材が世界に羽ばたけると良いですよね。
そして、気になる「将軍」シーズン2については、
「ショーグンという名前ですが、彼がショーグンになるところはまだ見ていないですよね?だから、それは多くのファンが楽しみにしていることだと思います。日本では多くの映画や番組が、家康の生涯を描いてきましたが、私たちの番組はユニークで軽いフィクションなので、この人物を描くオリジナルの方法を見つけ続けることに興奮しています。彼らは今、「将軍 シーズン2」の脚本初稿を書いていて、それを読むのが待ち遠しいですね。とても才能のあるチームです。
しかし、シーズン1を制作していたときは、日本とハリウッドのキャストとスタッフを集めてハイブリッドな番組を作るという、すべてが新しい試みでした。今、私たちは一緒に仕事をするプロセスと経験を積んでいるので、さらに素晴らしい結果を出すために、すべてをどこまで進化させられるか楽しみです。」
そして、シーズン1が主にカナダで撮影されたことに触れ、シーズン2は日本で撮影したいですか?と聞かれた真田さんは、
「シーズン1の一部を日本で撮影する予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大(パンデミック)の影響で断念したのです。可能であれば、シーズン2の一部を日本で撮影しようと話し合っているところです。でも、どのくらいの割合になるかは分かりません。でもカナダのバンクーバーでの撮影は素晴らしかったです。日本では近代的な建物が見えない広大な場所を見つけるのはとても難しいのです。これはスケールの大きな時代劇なので大変なのです。でも、せめて日本でも撮影できればと思っています。努力はしています。」
との事で、もしかしたら、日本ロケが実現するかもしれませんね。京都の太秦とか良いのではないでしょうかね。
そして、「将軍」の成功によって日本のエンターテインメント界に与えた影響については、
「多くの日本の映画監督や俳優が、私たちの物語や文化を本格的な方法で世界に紹介してくれてありがとう、と言って頂きました。エミー賞の後、ちょっとしたサムライ・ブームが来るかもしれませんね。この番組が、サムライ・ドラマや映画の新しい世代のファンを生み出すきっかけになればと思います。このジャンルは続いてほしいですね。だから、日本の若い俳優やスタッフが、本物の日本のサムライの物語をどう伝えるかを学ぶサポートをしてほしい。それが私の一番の望みです。」
そして、ここから下は、「将軍」シーズン1の重要なストーリーのネタバレになる内容が多く含まれているので、まだ観ていない方、ネタバレしたくないという方はここで読むのをここで中断することをオススメしますので、行間を空けます。
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「将軍」シーズン1では主要キャラクターであるマリコ(アンナ・サワイ)、薮重(浅野忠信)、広松(西岡徳馬)さんらがいなくなってしまったので、このキャラクターたちはどうなるのか?と聞かれた真田さんは、以下のように答えています。
「ああ、残念ですよね。 マリコもいない、藪重もいない、広松もいない。あの素晴らしいキャラクターたちがいなくなってしまいましたからね。広松を演じた西岡徳馬さんは、先日のインタビューで、彼と藪繁はゾンビになって戻ってくると言っていましたね。 (笑)まだわかりません。でも、何らかの形で復活する可能性は大いにあります。誰だか分かります? 幽霊? フラッシュバック? 別の登場人物の夢?でしょうか。
と述べ、回想シーンや夢の中に出てくるのでは?と言うアイデアは悪くはないですね。
しかし、シーズン2のキャストは是非、日本の時代劇の大物俳優も是非出演して欲しいですね。里見浩太朗さん、高橋英樹さん、松平健さんなどなど、想像するだけもワクワクします。
しかし、現在脚本は初稿が製作中との事なので、我々が見る事が出来るのは早くて2027年、遅ければ2028年になってしまうかもしれませんね、、
いずれしても、「将軍」シーズン2は本当に楽しみです。
そう言えば、真田さんは来年『モータルコンバット2』の公開が控えています。真田さん演じるスコーピオンと、浅田忠信さん演じるライデンの2キャラクターの出番もかなり増えているそうなので、これも楽しみですね。🔚
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