『ALAN WAKE 2』発売から1年が経過、好評、セールス好調にも関わらず、未だ利益は出ていない模様。

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『Max Payne』『Quantum Break』『CONTROL』などを手掛けるREMEDY Entertainmentスタジオが発売した『 ALAN WAKE』の続編となるサイコロジカル・サバイバル・ホラーゲーム『Alan Wake 2』

Remedy Entertainmentの最高傑作の1本とも言える『Alan Wake 2』は、発売から1年経った現在も開発費を上回る利益を生み出していないようです。

昨年発売された「Alan Wake 2」はメディアレビューでもファンからも好評を博し、2023年末までに100万本を達成、2024年2月中にさらに30万本を売り上げ、最終的に過去最高の売り上げを記録していました。

更に昨年のゲーム・アワード2023での複数の受賞を含む、数々の賞とノミネートを獲得し華々しい業績となりました。

がしかし、Alan Wake 2は、4月に財務報告を行った時点では、素晴らしい業績にもかかわらず、まだ開発コストを回収できておらず、その状況は現在も変わっていないようです。

今年の2月時点で130万本超えのようなので、10ヶ月経過した現在は200〜300万本の間か、200万本以下ということになるのかもしれません。

最近、テック系メディアのデジタルファウンドリーのクリップでも触れられています。

『Alan Wake』は当初XBOX360独占で始まったニッチなホラーゲームであり、マイクロソフトとの関係を解消した後は、リマスターでマルチプラットフォーム展開をしたものの、EPIC GAMESと提携しEPICから開発資金を調達した事で、PCではEPICストア独占で、Steamでは買えない事、そしてディスク・パッケージ版はなく、デジタル版オンリーとなった(後日ディスク版も発売)事も要因ではないかと指摘されています。

前作の『Alan Wake』も発売後しばらく開発資金を回収出来ず、『Max Payne』の権利をロックスターに売却するなど苦戦した事を考えると、今回の2作目も同様の流れになっている印象です。

私も『Alan Wake 2』は発売日前にXbox Series X版を購入してプレイ開始したのですが、ローカライズのバグ、ゲームの致命的なバグ、パフォーマンスの酷さもあって、とても快適に遊べる印象はなく、プレイしていてストレスを感じたので、途中で放置したままでした。

発売から1年近く経過して修正パッチが複数回配信され様々な問題が解消されつつあるので、現在はXbox SeriesXに加えてPS5 Proもあるので、PSストアでセール価格なら購入してプレイし直そうかと検討中です。

個人的にRemedyのゲームは1作目の『Max Payne』PC版発売当初からのファンであり、それ以降の全作品も欠かさず購入してプレイしてきたほどのRemedy作品のファンですが、どうも『CONTROL』を境に、ゲームの内容がより多層化して複雑になった印象で、高度でエンターテインメント的且つ、巧妙なデザインではあるものの、難解な部分も多くあり、昔からのRemedyの作品のファン視点からすると、「何か違う感」があるんですよね。

『Quantum Break』までは全作クリアして、その後何周もプレイして楽しんできた自分が、『CONTROL』以降は未だに1周目もクリアしていない状況です。もちろん、ゲームは時代に合わせて進化していく物なので、それを否定するつもりはありません。しかし、もう少しゲーム全体の構造をシンプルにしても良いのではないかなと感じています。

Remedyの作品は今でも独特な世界観とストーリーなどが大好きですが、セールスなどの結果を見るに、万人に受け入れられるような作品ではないという事ですね。

その点で、現在開発中の『Max Payne』1作目と2作目のフル・リメイクは、オリジナルの内容はダークではあるのですが、現在では『Max Payne』の知名度は以前より遥かに向上しているのは確かなので、幅広い層に受け入れられるようなリメイクになる事を期待しています。

DFの動画によると、RemedyはEPICとの関係を解消したようです。となると、次回作(Max Payneリメイク?)ではSteamでも配信される可能性はあるかもしれません。

個人的には、Remedyには『Max Payne』のリメイクで「原点回帰」して欲しいと期待しています。

via YOUTUBE@DigitalFoundry, GameRant

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