TheGurdian誌によると、最近スコットランドのセント・アンドリュース大学に最近、SETI(地球外生命体探索)ポスト・ディテクション・ハブが設立されたそうです。
そして同大学の科学者たちは、「もし明日、宇宙人がコンタクトを取ってきたら、人類はとんでもなく準備不足になるでしょう。」と、警告しています。
セント・アンドリュース大学の計算言語学者で、前述のポスト・デテクション・ハブのコーディネーターを務めるジョン・エリオット博士は、「The Guardian」のインタビューで、次のように語っています。
「COVID(新型コロナウィルス)の時の混乱を考えてみてください。私たちは、頭のないチキンのようになっていたのです。科学的にも、社会的にも、政治的にも方向が定まらないので、いつ起こるかわからない出来事に対して、準備不足で対処を誤るわけにはいかないのです。」
と、真剣に懸念を述べています。
エリオット博士たちは、地球外生命体の信号を探すために空を丹念にスキャンする我々人類の努力の先の次に、何が来るのかを問いかけているようです。
宇宙人との接触が予想される場合、国際的かつ足並みの揃った統一的な対応を世界各国と調整することが任務となり、膨大な量の書類作成と官僚主義が必要とされるようです。
「我々は、何をどうすればいいのか、明確な戦略やシナリオが必要なのです。もし別の諜報機関があるのなら、それはきっとあるに違いない。もし機会があれば、それを逃してはいけないと思うのです。」
とガーディアン誌に述べています。
エリオット博士は同業者と異なり、人類が異星人文明の呼びかけに応えることを恐れていないようです。
しかし、この話題は専門家の間でも意見が分かれ、中には「我々の居場所を明かせば、人類にとって大災難になってしまう危険さもある。」という意見も。
しかし、個人的に思うのは「SETI」など電波をスキャンする地球外文明探索には、素人目線ではありますが、疑問を感じています。
もし、地球以上に高度な文明があるとしたら、果たして「電波」など使うでしょうか、、あくまでも地球のテクノロジー目線であって、もし遥かに高度な文明であれな「電波?そんな物は古代の技術だよ。」と思われるかもしれませんw
まして、現在のロシアのような国がウクライナに侵攻し、多くの罪もない人々が亡くなり、殺し合いをしているような光景を高度に進化した地球外種族がみたら、どう思うでしょう。。
普通に考えれば、「この惑星の種族は好戦的で未熟で危険な星(種族)」と思われ、スルーされるか、または距離を置いて監視しているかもしれませんしね。
高度な文明が存在すると仮定した場合、まずは人類が争いのないような、平和でより高度なレベルに進化でもしない限り、接触はしてこないのではないでしょうか。。
そんな話をしていて思い出したのが、映画「スタートレック:ファースト・コンタクト」です。
人類が未来で核戦争の果てに荒れた星と化した厳しい状況下で、生き残った優秀な科学者が人類初のワープ航法を成功させたのを、高度な文明種族(ネタバレになるので伏せておきます)に探知され、初めて異星文明とファーストコンタクトを果たし、地球は大きく進化するキッカケとなるストーリー。
本作には、スタートレックTNGファンにはお馴染みで人気もある「機械生命体ボーグ」が登場し、ピッカード艦長が過去にボーグに苦しめられた経緯から、本作でもその過去を引きずっていて、苦しんでいます。スタートレック映画作品の中でも評価の高い作品なので、未見の方は是非。
ま、ワープ航法以前に、人類自体が戦争や経済構造、社会構造などの改革でもしない限り、コンタクトは難しいのではないかな、、と感じています。
via TheGuardian
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