カリフォルニア州南部のキャンプ・ペンドルトンにある海兵隊基地の西側にある国際海域で、現地時間2019年4月24日20時15分〜21時40分にかけて、米海軍の最新鋭軍艦USSズムウォルトの周囲を飛び回る謎の「ドローン群」を撮影したとする映像が公開され、話題になっています。
この映像は、手ぶれの激しさからズムウォルトの乗組員である海軍兵士個人のスマートフォン?を使って撮影した映像のようで、WarzoneのYOUTUBEチャンネルで公開されています。
カラフルに点滅する光を持つ6機の未確認飛行体(UAP=UFO)は、USSズムウォルトの周りを約90分近くも旋回し、1機は乗組員(水兵)の頭上を通過したようです。
公開された海軍の非機密ファイルによると、USSズムウォルトは最大6機のUASクラフトに85分間も旋回されたことが明らかになっており、この物体が戦艦ズムウォルトの存在を認識して周囲を旋回していた事が分かります。
USSズムウォルト艦の乗組員が撮影した映像が、情報公開法に基づき「The Drive」に公開されています。この海軍の資料には、6機の「Unmanned Aircraft Systems= 無人航空機システム」(ドローンの正式名称)がズムウォルトの進路を何度も横切った様子を示す地図が含まれています。
この地図を見ると、ズムウォルト艦が北から南へ航行する間、この謎のドローン群は幅4マイル=約6キロメートルの三角形状のルートを飛行しているようです。
映像では、6機のうち4機がズムウォルト艦の近くを四角い編隊を組んで飛行しているように見えます。向かいの角の2つは、それぞれ異なる周波数?で艦船に向かってストロボのような明るい光を点滅させて飛行しているのが見えます。
UFO研究家のデイブ・ビーティー氏の分析によると、1つは1.33秒に1回、1/30秒周期で赤く点滅し、もう1つは1秒に1回、約1/6秒周期で青く点滅しているようです。
この謎の機体を迎撃または撃墜しようとした記録はないようです。
しかし、Snoopieチーム(Ship Nautical Or Otherwise Photographic Interpretation and Exploitation)のクルーによって撮影され、写真に収められています。このチームは、市販のカメラを使って、危険な状況、不確実な状況、異常な状況を記録することを任務としています。
新しいビデオクリップでは、撮影者と思われる米海軍船員の声が聞こえます。
“キャンプ・ペンデルトンから17海里の地点で通常業務を行っていたところ、6機のUASが船の周りを何度も飛び回り、円を描くように飛行した。300フィートから1,000フィートの間で様々な高度で動作し、すべてのコース、速度、高度を変更せずに、北西、南、東の一貫したパターンで飛行しているように見えました。武器は確認されなかった。”
USSズムウォルトは、2016年に就役した世界最大の600ftの米国駆逐艦で、洗練されたステルス性の高い性能を誇る事で知られているようです。
今回の未確認ドローン群との遭遇は、6月に偶然公開され、その後すぐに削除されたファイルに含まれるいくつかのうちの1つだったとの事。
60ページ以上が「修正案」というファイル名でアップロードされているようで、この事から修正されていない文書が本来は公開される予定ではなかったことを示唆しているようです。
今回のリークは、米海軍パイロットが撮影した未確認物体の写った3本のビデオの流出を受けて、2021年に国防総省が出した画期的な報告書に続くものです。
そして、NASA(アメリカ航空宇宙局)はUAP(UFO)の正体を解明するために、一流の科学者や専門家を集めて研究する独自チームを結成することを明らかにしていますが、これが宇宙人を探しているわけではないことを明らかにしています。
この流れからも、UAP=UFOなど埋もれていた軍内部での驚くべきUAP目撃情報が、今後もリークという形で出てくる可能性もありそうです。
via TheSun
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