PlatinumGamesは、「キャンセルされたXbox独占のアクションRPGプロジェクト「Scalebound」を復活させる可能性を残している。」と新たなコメントが発表されました。
「Scalebound(スケイルバウンド)」は、2014年Xbox One本体の発売に合わせてお披露目されました。開発は「BAYONETTA(ベヨネッタ)」や「Nier.Automata(ニーア オートマタ)」などで知られるプラチナゲームズが担当で、豊富な武器とドラゴンの仲間を使ってモンスターと戦うアクションRPGです。Xbox Liveによる4人のオンライン協力プレイにも対応していました。
マイクロソフトとプラチナ・ゲームズのコラボレーションは、2017年にデビューする予定で華々しく公開され、デモプレイまで披露されかなり出来上がっている印象でした、後にプロジェクトは突然キャンセルされ、ファンを大きく失望させていました。
しかし、プラチナ・ゲームズが2022年早々に新体制となり、新たに開発を陣頭指揮してきた稲葉氏が新社長に、そして神谷氏が新副社長となりました。
プラチナ・ゲームズの新たなコメントによると、マイクロソフトと話し合いを再開したいと考えているようです。
神谷氏は
「ずっと『Scalebound』をやりたいと思っていました。ですから、マイクロソフトときちんと話し合いたいと思っています。」と稲葉氏はIGN Japanのインタビューに答えています。
「いつか機会があったら、、というお綺麗な感じではなくて、神谷も僕も本当にやりたい。マイクロソフトとちゃんと話し合いをしたいですね。」
と述べ、冗談抜きで真剣に話し合いをして話を進めたいようです。
同様に神谷氏も
「結構出来上がった物が既にあって、マイクロソフトがそれを持っていてもしょうがないので、なんとかしたいですよね。フィル!一緒にやりましょう!」
と神谷氏も意欲満々でマイクロソフト・ゲーミングのCEOであるフィル・スペンサーに呼びかけています。
2017年当時とは違い、今は2500万人の契約者数を誇るゲームパスもあり、状況が良い意味で変わっている事もあります。
マイクロソフトが「Scalebound」のキャンセルを受けて沈黙する中で、プラチナ・ゲームズがプロジェクトについて、稲葉氏は2019年のインタビューで「双方が失敗した」と述べ、開発を妨げた様々な課題を挙げています。
神谷氏は昨年、
「乗り越えなければならないハードルがとても大きかった。経験不足でその壁を越えられず、結果的にこのようなことになってしまいました。楽しみにしてくださっていたプレイヤーの皆様、そして何よりもビジネスパートナーとして信頼を寄せてくださっていたマイクロソフト様に申し訳ありません。クリエイターとしてもプラチナ・ゲームズの一員としても謝罪したいと思います。」と
マイクロソフトとファンに謝罪していました。プラチナはやる気満々とも言えるので、後はマイクロソフトがどう動くかでしょう。神谷氏の語った内容からも、タイトルはかなり出来上がっていた印象なので、後はフィル・スペンサーさん次第と言えるかもしれません。
開発を仕切ってきたお二方が組織のワンツーに就任された事で、新生プラチナ・ゲームズの動向にも注目が集まりそうです。
via IGN Japan, WindowsCentral
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