NVIDIAは、RTX3080を更に強化した、恒例のより良いパフォーマンスを提供する新しいTiモデルを発表しました。
NVIDIA GeForce RTX 3080 Tiは、10240個のCUDAコアを持つGA102 GPUをベースにしており、これはRTX 3090の10496個のコアから削減したものです。RTX 3090は依然としてラインアップの中で最速のカードであることに変わりはありませんが、クロックスピードを見ると、RTX3090とRTX3080Tiの差は比較的小さく、TDPが350Wと同じであることから、RTX 3080 TiはRTX 3090に迫るパフォーマンスを発揮しそうです。
RTX 3080 TiはRTX 3090に対抗するモデルではなく、RTX 3080を購入できなかった人たちに新たな選択肢を提供するものとなりそうで、RTX3080Ti待ちだった方にはようやく待ちに待った製品と言えそうです。
メモリ容量は10GB GDDR6Xから2GB増量し、12GB GDDR6Xになり、明確に帯域幅を増やすことができます。これにより、ゲーマーだけでなくクリエイターの双方にも使える。とNVIDIAは考えているようです。
私はRTX 3090を使用していますが、24GBのメモリ容量はゲーミングでは多くても12GBで、完全に持て余し気味です。RTX 3090の24GBメモリは、ビデオエディットなどクリエイト用途の為の24GBでもあるので、コスパも含めてゲーミング用途メインなら、RTX 3080 Tiこそがベスト・ゲーミングカードと言えると思います。
NVIDIAは、RTX 3080 Tiの価格を1199米ドルと発表しました。これはRTX 3080に比べて500米ドルの値上げとなりますが、コア数は18%、メモリ容量は20%増加しています。そう考えると、順当な値上がりかもしれません。
また、NVIDIAは6144個のCUDAコアを搭載したGA104 GPUをベースにしたRTX 3070 Tiも発表しました。このモデルにもGDDR6Xメモリが搭載されますが、容量はRTX 3070と同じ8GBのままとなります。価格は599米ドルです。
NVIDIA GeForce RTX 3080 Tiは6月3日に発売され、「RTX 3070 Ti」はその1週間後の6月10日に海外で発売されます。
via NVIDIA, VideoCardz
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