信頼できるインサイダーによると、Microsoftは今年もゼニマックス・メディアグループ規模の「別の大物ゲームデベロッパー」を買収する計画を立てていると噂になっています。
噂では、マイクロソフトはベセスダの買収だけでは満足していないようで、どうやらマイクロソフトはもっと有名なゲームスタジオを増やしたいと考えているようです。
マイクロソフトがどのような会社に興味を持っているのかはまだ謎のままで、最近の噂ではスタジオが売却を検討していることを示唆する証拠は何もありません。
とは言えども、業界のインサイダーであるXbox Ragna氏が裏付けたように、現在の噂にはある程度の信憑性があると言えるのかもしれません。
GameRantによると、インサイダーのXbox Ragna氏は、Microsoftがゼニマックスメディアグループとの買収を発表する3週間前に、Microsoftが非常に大きなゲームスタジオを購入しようとしていると主張していたのです。
この噂がゲームフォーラムXboxEraから浮上したとき、Xbox Ragnaはそれを共有する個人と同意していました。Xbox Ragna氏は、その個人が誰なのかは知らないとしていますが、数ヶ月前から同じことを聞いており、マイクロソフトが買収を発表するのはおそらく今年の年末か、来年の初め頃になると考えているとのことです。
マイクロソフト社がより多くのゲームスタジオを買収する準備をしていると考えるのは「妄想」と言えないことがあります。
マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏は、昨年9月下旬のゼニマックスメディア・グループ買収後のインタビューで「マイクロソフトは今後もさらに多くのビデオゲームスタジオ会社の買収を検討するだろう。」と述べているからです。
参考記事:【次はどこだ?】マイクロソフト サティア・ナデラCEO『マイクロソフトは今後も、さらに多くのビデオゲーム会社の買収を検討するだろう。』—買収後のインタビューで明言—
この事からも、今回浮上した噂は「全くない話」とは言えないという事です。とは言え、買収は良好な関係の上に成立しないと、難しい一面があります。特にゲームスタジオのようなクリエイティブな会社は尚更です。そうなると、一つのヒントとしては、マイクロソフトと良好な関係を築いている大手スタジオが可能性の一つになります。
現在ではゲームパスがEA PLAY入りした老舗EA(エレクトロニックアーツ)です。EAとマイクロソフトは前述の件からも、良好な関係を築いているは間違いなく、もしゼニマックス級の買収があるとするなら、EAは有力な候補になり得るでしょう。特にEAスポーツ系タイトルはゲームパスの恒久的なバリエーション拡大に大きなプラスになりますし、強力なスターウォーズ系タイトルのライセンスを獲得している事もあります。
しかし、マイクロソフトがゼニマックス級と同じレベルの買収を再びした場合、ソニーも危機感を感じ大型買収合戦に拍車をかける可能性もあります。
Xboxよりもプレイステーションプラットホームが優れているされていたのは、良質で素晴らしい独占タイトルを多く持っているからでした。マイクロソフトがこれに対応してより多くのスタジオを買収し囲い込みを始めると、ソニーが防衛手段として、関係良好な大手スタジオの買収(カプコン、スクエニなど) をするかもしれません。こうなると、泥沼の仁義なき戦いに発展しユーザーは完全に蚊帳の外です。
コンソールゲーマー戦士にとっては、美味しい燃料とはなるでしょうが、プラットホームに関係なく純粋にゲームを楽しみたいゲーマーにとっては、ユーザーが蚊帳の外でプラットホーマーがスタジオを取り合うというのは、迷惑な話でもあり、ライバル同士でも「健全な競争」をして欲しいものです。
via GameRant
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