Xboxのビジネスが次世代機需要、新型コロナウィルスによる影響での巣ごもり需要と相まって活況を呈しているようです。
マイクロソフトは、2021年度第2四半期の収益を発表し、マイクロソフトが11月にXboxシリーズX|Sを発売して以降、初めての決算発表となりました。これら次世代機のリリースによってXboxハードウェア全体の売上高は86%増加しました。
ゲーム収益は前年比51%増(50億ドル)、Xboxコンテンツとサービスは前年比40%増加しています。これは、サードパーティのゲーム売上、ゲームパスのサブスクリプション、およびファーストパーティのゲーム売上の一部が増加したことによるものです。
この四半期のXboxコンテンツおよびサービスの収益は、昨年の同じ四半期のXboxゲームの総収益を上回っています。
ハードウェアの収益は、需要が供給を上回り現在も供給不足が続いている事もあり、収益は更に高くなっていた可能性があります。
アナリストのダニエル・アフマド氏は、XboxシリーズX|Sコンソールは、同じ時間枠でXbox Oneよりも、多くのユニットを出荷出来なかったと考えています。「これは、世界的なセルスルーのデータにも反映されています。主に生産に起因するようだ。」 と彼はレポートで述べています。
Xboxボス、フィル・スペンサー氏が在庫不足を謝罪し、マイクロソフトはできるだけ早く在庫を補充しようとしていることを公言しています。
しかし、サティア・ナデラCEOは、昨日の決算発表で「Xbox Series XとSeries Sのローンチは、ローンチ月に過去最多のデバイスを販売し、当社の歴史上最も成功したものでした。」と語りました。
マイクロソフトは、全世界で最大級の巨大企業であり、全事業部門を通して当期の売上高430億7600万ドル(17%増、約4兆4600億円)、利益は154億6300万ドル(33%増、約1兆6030億円)をも計上しました。四半期ベースで過去最高を更新。
ソーシャルメディアの人々が指摘しているように、1兆6000億円の利益は、7800億円のZeniMax買収の2倍を支払うのに十分な額と言えます。
もちろん、買収ビジネスは金額だけで考えるよりも複雑で、Microsoftが銀行に行き、7800億円を引き出してZeniMaxにポンと支払って買収しているわけではありません。あくまで単純換算で155億ドル(1兆6000億円)の収益で75億ドル(7800億円)のZeniMax買収の2回分賄うことになるというわけです。
そしてXBOXゲームパスの契約者数は1800万人に到達したようです。9月の時点で1500万人突破と発表していたので、年後半の約4ヶ月で300万人増えた事になります。
順調に契約数を伸ばしていますね。XBOXボスのフィル・スペンサーさんは「契約者数が増えれば増えるほど、ファーストパーティのXBOXゲームスタジオで開発するゲームも、より挑戦的に新たなリスクを取れる。Tell Me Why やマイクロソフト・フライト・シミュレーターも、ゲームパスが成長していなければGOサインを出さなかったかもしれない。」と述べていたので、ゲームパスラインナップもよりバリエーションに富んだラインナップになる可能性も開けてきます。
いずれにせよ、コンテンツ、サービス収益は前年同時期比で40%増加しているので、好調な事には変わりないようです。
おそらく、ソニーもPS5の記録的な需要で同様に好決算を発表する事になりそうです。ゲーム業界が高収益を上げて盛り上がるのは、我々ユーザーからすれば今後も企業は力を入れて来るとも言えるので、歓迎すべき事です。今後、次世代機でより素晴らしいタイトルの登場にも期待したいところです。
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