アルバート・ペネロ氏は、ソニーの戦略が「ややズレていると感じる」理由と、それがいかにお金の問題であるかを語っています。
元Xboxのボスであるアルバート・ペネロ氏が、ソニーが先日発表した「DualShock 4」のコントローラーでは「PlayStation 5」のゲームをプレイすることはできない事について見解を明らかにしました。
一連のツイートの中で、ペネロ氏は、ソニーが新しいコントローラを優先して触覚フィードバックなどの新機能を活用したいと考えていることを「十分に公平」な事。と言い切ることからスタートしました。
しかし、ペネロ氏はソニーの発表について “違和感を感じる “と言及した。
「技術的には、DS4も明らかに動作します 」とPenello氏は、PS5で動作するDualShock 4コントローラについて述べています。「他のアクセサリーもサポートされるでしょうし(ファイトスティック、PSVR)、それは素晴らしいことです。実際のDualsSenseの機能を見てみると、彼らがやっていることには、DS4の動作を妨げるようなものは何もありません。
同じボタン、同じレイアウト。どちらもハプティクス(触覚)、モーション、タッチセンサーを搭載しています。DualSenseの唯一の機能はマイクであり、マイクを必要とするゲームであれば、DS4のヘッドセットを使用することができます。文字通り、DS4がPS5のすべてのゲームに対応していない理由はありません。」
さらにペネロ氏は、サードパーティの開発者が次世代機と並行してPS4版を発売することから、PS5で発売されるゲームの「大部分」はDualShock 4にも対応していると考えていると述べました。また、PS4版のゲームがPS5版にアップグレードされた場合はどうなるのかについても言及しています。
「アップグレードされたタイトルはどうなる?PS4で動いているゲームがPS5にアップグレードされたら、DS4は動かなくなる?コントローラーの互換性のために、ユーザーはタイトルのアップデートを見送らなければならないのか?もしそうでなければ、議論は崩壊します。もしそうだとしたら、これは非常に厄介なことになります。」
『良い解決策は、DualSenseコントローラがPS4で動作するようにすることだったかもしれない。DS4の販売をやめて、DualSenseを “クロスジェン (世代を跨いで動作する)”コントローラにしてくれ 。』とペネロ氏は述べています。
現在、Amazonで働いているペネロ氏は、『ソニーがもっと儲けるためにこの戦略を採用していると考えている。』と言っています。
『これは、完全にソニーの特権であるマネーゲームのように見えます。私が本当に願っているのは、全てがより安価なゲーム機につながることです。彼らが本当にPS5で499ドル以上を狙っているとしたら、Dual SenseもDS4より高いんでしょうね。僕は69ドルくらいになると賭ける。』と彼は言います。
DualShock 4のコントローラーはPS5でも使用できますが、サポートされているPS4の下位互換タイトルをプレイするためにのみ使用できます。ソニーは、PS5のゲームはDualShock 4との互換性がないと説明しています。『DualSenseワイヤレスコントローラーの機能を含む、我々がプラットフォームにもたらす新しい機能や機能を活用すべきと感じているため、PS5のゲームはDualShock 4との互換性がない』と説明しています。
ソニーの戦略はマイクロソフトとは対照的です。XboxシリーズXは、既存のXbox Oneコントローラで全ての新作ゲームをプレイすることができます。
これは、ソニーとマイクロソフトの次世代機戦略の違いを示す最新の例に過ぎません。ソニーはコンソールの発売に向けてPS5独占タイトルに取り組んでおり、マイクロソフトの主力タイトルであるXbox Series Xのローンチタイトルである『Halo Infinite』も、Xbox One(とPC)に登場します。
via Gamespot
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DualSenseコントローラーに特化したPS5タイトルを開発することで、ライバルにはないゲームプレイ体験を生み出せる。とソニーが自信を持っているからなんでしょうか。アルバート・ペネロ氏はシンプルに「ソニーがもっと儲けたいからでしょ」と言っているのは面白いです。SIE CEOジム・ライアン氏は、「出来るだけ早い段階でPS4ユーザーをPS5に移行させたい」と明言しています。
巨大な数のPS4ユーザーをスムーズにPS5に移行させて、次世代PS5でも巨大なインストールベースを築き、ライバル(XBOX)に差をつけたいのでしょう。ライアンCEOは、次世代機開発費は膨大とまでは言わないが、確実に増加すると言っているので、その点でもスムーズな移行で早く利益を出せるインストールベースを作り出したいという事のようです。
本当にマイクロソフトとは色々な面で対照的です。最近のマイクロソフトは、ソニーが注視するゲーム機のインストールベースではなく、ゲームパス購入者数を注視しています。この違いも面白いです。
この方向性の違いが今後どう言った違いとなって表面化してくるのか見るのも面白そうです。🔚
将来的にデュアルセンスがサード・ファースト含め幅広いタイトルで対応するならいいんですが、結局一部に留まるぐらいだと値段が上がる要因だしユーザーからしたら旨味が無いとなるのは勘弁ですね。
あと、ジャンルによっては必要無いと考える人も居そうですし正直微妙ですデュアルセンスは。