2023.01.11 Update
色々と調べてみたのですが、実際に今回のような事例が、あったのは事実のようですが、発生比率は現在のPS5の普及台数(3000万台超)を考えれば、極端に低い(判明しているだけではおそらく10件もない?)ようですし、結果的に量産品で稀に出る生産不良?不具合?の一つが拡大されて広まってしまったということで良いのかなと思います。「全ての個体で起きるわけではない」と明記はしていましたが、取り上げてしまった私も反省ですね。
Wololo.netのレポートによると、一部の「プレイステーション5」を縦置きで長期間使用すると、「プレイステーション 5」のAPUチップとヒートシンクの間にある、効率的に放熱するための液体金属(リキッドメタル)が液漏れしやすくなり、結果的に放熱効率が低下し、プロセッサーの損傷を引き起こしたり、最悪の場合は液体金属が漏れて他の部品のある箇所に垂れて、ショートを引き起こす可能性すらもあるようです。
これは、明らかに液体金属を使用する箇所の設計上の欠陥が原因と言われています。この問題は、PS5の両方のバージョンで発生するとの事です。
ちょっとこのニュースは驚きましたね。。
PS5に使用されている液体金属(リキッドメタル)は、インジウムとガリウムから作られる合金だそうです。特にガリウムは人の体温(36度前後)で溶けるそうです。つまり、常温で液体であり熱伝導性に優れているため、プロセッサーの熱をヒートシンクに伝える素材としては、よく使われているグリスより、非常に優れている物ではあります。
しかし、液体金属は当然、導電性があるので、他の部品に付着してしまうと、ショートを起こす危険性があります。
この不具合を発見したゲーム機修理を行うYOUTUBEユーザーTheCod3rの動画を見ると、明らかに液体金属が漏れてAPUの周囲のチップにまで達しているのが分かります。
TheCod3rの最新のビデオで、問題のPS5の箱が未開封という事ではなく、彼の手元に来る以前に他の修理工房などでPS5本体の中身がドライバーなどで開けられたことはなかったとのこと。箱が新品未開封品という意味ではないようです。
彼はビデオの中で、APUから液体金属がこぼれているのを発見し、それを修理するまで、PS5は起動出来なかったようです。(ビデオの12分あたり)
2010年からフランスでハードウェアの修理店を経営しているPlayStation sceneのメンバーである68Logicによると、PS5を縦置きで使用すると永久的に損傷する可能性があり、彼は顧客のコンソールでその結果を直接見てきたそうです。
フランスにある修理専門店「ILoveMyConsole」のオーナー、ベン・モンタナ氏も、数ヵ月前からこの問題に注意を喚起しようとしています。モンタナ氏は、これらの問題は単独のケースではない。と言っています。彼によると、長期間(数年間)縦置きで使用していたPS5は、リスクが高く、すべてのモデルが影響を受けると言っています。
これは、以下の写真のように、デジタル版コンソールを含むようです。一方で、ブルーレイドライブの振動により、ブルーレイディスク・ドライブ版のPS5でこの問題がより深刻になる可能性があるという説もあるようです。
この欠陥はあまり知られていないようで、「多くの修理工場がこの部分に問題がないかどうかさえチェックしていない。ゲーム機の修理業者にとって重大な教訓になるはずだ。」とも述べています。
これらの方々の検証をみてみると、PS5のAPU(メインチップ)と冷却システムの間のシールに問題があるようです。

ただし、すべてのPlayStation 5が、この液体金属漏れの不具合が起こるわけではなく、極一部のPS5で起きているようですが、何年も縦置きのまま使用しているすべてのユーザーにとって、多かれ少なかれリスクはあるのかもしれません。念のため、とりあえず横向きで使った方が良いのかもしれませんね。。
私も縦置きでPS5を使っていましたが、なんの問題もない状態でした。しかし、こうなると縦置き使用は躊躇してしまいますね。。
新型のPS5ではこの問題は解消されているのかも気になります。🔚
via Wololo.net , TheCod3r
誤報らしいですよ
https://twitter.com/NextGenPlayer/status/1612953545439080448
誤報ではないだろ。少数らしいが実際に液漏れしてるPS5はあるみたいだし。海外の修理屋もそう言ってるからな。
報告されてるのは2台のみで、液漏れしていたのもジャンク品だよ
単純に修理に失敗して壊しただけ